社会保険労務士が購読している情報誌の一つに「労働新聞」があります。
その1月7日版に、労働者による企業の法令違反の内部告発が広がりをみせている、という記事がありました。
労働基準法第104条に”監督機関に対する申告”として第1項で、「 事業場に、この法律又はこの法律に基づいて発する命令に違反する事実がある場合においては、労働者は、その事実を行政機関又は労働基準監督官に申告することができる」とあります。
★この正規の申告も、厚生労働省の統計によると、18年は3万4,792件でした。10年前にくらべると1.6倍です。
更に、匿名の内部告発が大幅に増えてきているということです。東京・池袋労基署によると、19年1月〜8月の件数は、前年同期比4割増だったそうです。匿名によるものなのですが、同監督署によると、ほとんどで多くの違反事実があったということです。そして、その後も情報の提供が相次いでいるそうです。★
【関連する記事】