ロハス(LOHAS)とは「ライフスタイル・オブ・ヘルス・アンド・サスティナビリティー」の略で、健康と環境に配慮したライフスタイルをいいます。米国の社会学者らが新しい価値観として提唱したそうです。
近年あちこちで耳にしますね。
12年前、私は、まさに「ロハスの家」を理想として我が家を新築しようとしました。当時は「ロハス」という言葉はなかったですが。(12年前にも自然エネルギーを利用しようとするハウスメーカーは多かったです。今にわかに自然エネルギーの利用がいわれていますが。12年前から本格的に研究してきている企業は今、引っ張りだこなのではないでしょうか)
なるべく雨水や風、太陽光等の自然を活用した、省エネが実現できるように考えました。
まず、直接自然エネルギーを利用する方法です。
@ 雨水の利用です。水洗トイレ用の水への利用です。(もちろん、庭の散水にも)しかし、その提案をしてくれる業者はありませんでした。今だったらあるのかしら?少し細かい話になりますが、貯めた雨水にボウフラがわかないようにどうすればいいのかしら、油を浮かべればいいのかしら等と考えたりしましたが。
A 太陽光の直接の熱を利用した(電気や灯油を使わない)給湯です。
このシステムは、12年前から盛んになされていました。が、屋根の形状等、計画的に考えなかったため実現しませんでした。やる気の問題かもしれません。思ったより高額と思ったからかもしれません。
B 部屋の配置等、自然の風(の通路)を考えて設計していただきました。
C 部屋の空調です。夏は涼しく、冬は暖かく、を電気や灯油をなるべく使わない方法。まず、2重・3重ガラスの窓です。太陽光の熱、人間の体温や料理から出る熱の利用。これには、換気扇ではなく、ロスナイ(商品名かもしれません)という熱交換機を取り付け、熱を逃がさないで空気を入れ換える方法です。
D 高気密、高断熱の建物です。北洲ハウジングさんにお願いしました。
次に、直接の自然エネルギーの利用ではなく、省エネです。
一番考えたことは、太陽光発電でした。その頃、京都の京セラさんにお電話し、太陽光発電についてお聴きしました。とても丁寧に説明いただいたのですが、最後の資金の返済が不可能であったために断念せざるえませんでした。およそ200万円かかるということでした。今も価格はあまり変わらないようです。使う人が増えれば安くなると聞いていましたが、国の補助もなくなってしまったのでしょうか。多面に渡る促進策を国が率先してなすべきことです。
自分の家で発電した電気で、冬はパネルヒーターを不凍液で暖め、暖をとりたかったのです。夏はエアコンに。
これからでもできる可能性はあります。もっと、安価に購入できれば。
発電した電気が余ったら、電力会社に売ることができます。メガな会社と取引ができるなんて、発想の転換ですよね。個人も企業も国も全体で、温暖化や資源について、その解決のためにできることをすることが理想ですね。