社会保険庁の調査から5,000万件の「宙に浮いた年金記録」の内訳が発表されました。
コンピューター上の照合作業で本人を特定できた記録は2割にあたる1,100万件にとどまり、4割近くの1,975万件は入力ミスなどで本人の特定が困難としました。
普通、会社で従業員がミスの4割も放置し、そのままにしているなんて想像できません。いったい誰が責任を負うのでしょう。宙に浮いた年金記録分の本人が信じて納めてきた年金保険料、会社が真面目に納めてきた年金保険料はいったいどうなるのでしょう。その分の保険料はどこにいくの?
特定できた1,100万件は、850万人分に相当します。そのうち年金受給者では300万件(250万人分)、現役加入者では800万件(600万人分)。この持ち主が判明している分について、「ねんきん特別便」で17日から来年3月末までに順次送付するということです。送付を受けたご本人やご家族の方、少なくともその分は確保しましょう!
今回の名寄せ作業で確認できなかった部分については二次的な名寄せ作業を行い、追加的に特別便を発送するそうです。かなり難しいのではないでしょうか。
ラベル:宙に浮いた年金記録